まずは鬼太鼓を知ろう!

佐渡太鼓体験交流館(小木)の弥生まつりで佐渡の春祭りについて講演する松田祐樹さん(平成20年3月9日)
鬼太鼓は島内各地、それぞれの様式で伝承されている。ここでは芸能研究家の松田祐樹さんが提唱する5流を紹介しよう。
松田祐樹(まつだ・ゆうき)
1959年旧両津市夷生まれ。父の影響で小学一年から鬼太鼓を始め、現在は春日鬼組の一員として裏太鼓をたたく。約30年間、島内各地の祭りと芸能を研究し続けている。新潟日報佐渡版「祭りを歩く」などを執筆。(有)松田製作所代表取締役
松田祐樹さんブログ「佐渡祭譚」
五流の鬼太鼓

1. 豆まき流
素襖姿のものが、烏帽子をかぶり、枡を持って太鼓に合わせて踊る。相川、大倉、北川内、二見、西野、鍛冶町中原、八幡などで舞われる。「一足流」と「豆まき流」を同時に行う集落は小木、羽茂、宿根木など。
見られる祭り
- 4月8日山田の祭り
(白山神社・両津港から車で約40分) - 10月19日相川の祭り
(善知鳥うとう神社・両津港から車で約50分)

2. 一足流
太鼓に合わせて片足をケンケンするように踊る。江戸時代、相川で鬼太鼓と言われた原型。南方辺、宿根木、腰細、浅生などで見られる。
見られる祭り
- 4月16日三川の祭り
(春日神社・赤泊港から車で約10分)

3. 前浜流
2匹の鬼が笛と太鼓に合わせ対で踊る。莚場、多田、浜河内、丸山、小倉、松ヶ崎、岩首など。「前浜流」と「潟上流」を行っているのは柿野浦。
見られる祭り
- 4月3日浜河内の祭り
(河内神社・赤泊港から車で約20分)

4. 花笠流
花笠踊り、3匹鹿踊りと共に行われ、鬼一匹で舞い、地元では「鬼の舞」と呼ぶ。城腰、赤玉で見られる。
見られる祭り
- 4月9日赤玉の祭り
(小田原神社・両津港から車で約30分) - 9月15日城腰の祭り
(久知八幡宮・両津港から車で約15分)

5. 潟上流
阿吽一対の鬼が交互に舞う。場所によっては獅子が絡むところもある。新穂潟上、新穂舟下、春日、豊岡、鷲崎、長木などで舞われる。「潟上流」に「豆まき流」が残っているのは四日町、竹田、浜中。
見られる祭り
- 4月14日春日町の祭り
(春日神社・両津港から車で約5分)

