西海岸・相川でファミリー海遊びのススメ
「釣りの楽しさを子供たちに教えてあげたい」と語るのは、佐渡シーカヤック倶楽部の松村学さん。国内外での海遊びの経験をもとに、生まれ育った佐渡で海遊びの楽しさを伝えている松村さんに、ファミリーで楽しめる1日プランを提案してもらった。

「午前中はシーカヤックで水面をゆったりと漕ぎながら海景色を楽しみ、午後はシュノーケリングで海中ウォッチング。そして夕方は堤防での釣り。子どもたちが特にはまるのがこの釣りなんですよ。相川周辺の堤防では、手軽で安全に釣りが楽しめます。7月から8月の朝や夕方ともなれば、入れ食い状態でアジやいろんな魚を釣ることもできますよ」。
船に乗らずしてアジの入れ食いを体験できるとは、大人でもはまりそうだ。数あるポイントのなかでも、松村さんのおすすめは鹿伏(かぶせ)漁港。メジナやメバル、スズメダイ、ウマズラハギなどが釣れ、7月〜10月にはアジも良く釣れる。「釣った魚は宿で料理してもらってもいいですね。別料金がかかるところもありますが、小アジをから揚げにしてもらうなど、自分で釣り上げた新鮮な魚の味は格別です」。
佐渡シーカヤック倶楽部の松村学さん。シーカヤック体験ツアーなどを通して、佐渡の海の魅力を伝えている
沖の岩場に渡ってのんびり磯遊びをするのも、シーカヤックの楽しみのひとつ
釣り道具を持っていくのが面倒な人は、レンタルを利用しよう。相川の羽田商店街の「とみしん」では1泊2日貸し竿セット(エサ含む)を1500円でレンタルできる。水中メガネや箱メガネ、ヤス、網なども販売しているので、魚とり体験も楽しめる。「バケツも必要です。それから靴。スニーカーでもいいですが、マリンシューズならば完璧です。岩や貝などでケガをしないよう、合皮の手袋もあるといいですね」と松村さん。
シーカヤックの体験場所となる千畳敷(せんじょうじき)には、メバルの群に出会えるポイントもあるとか。また東屋や水場もあるので、道具を持参すればバーベキューもできる。食材は商店街で調達を。地ものの魚介などが驚くような安い値段で並ぶこともある。楽しんだあとは、ゴミや道具はきちんと持ち帰ろう。「浜できれいな石を拾って、絵を書いたり、玉砂利(小石)の浜でスルメイカをエサにゲンナグロというドジョウのような魚をつかまえたり、佐渡の海にはたくさんの楽しみが詰まっています」と松村さんは目を輝かせる。
海遊びを満喫したあとは、夕日を堪能。当日の夕日時刻を案内している宿もある。そして夜の磯(浅い海)を懐中電灯で照らすと、昼間とは違ったいろんな生物を見ることもできる。「夏の夜の潮風を浴びながら、降るような星空を見上げ、海に浮かぶ漁火に酔いしれてください」。

鹿伏漁港で釣り上げたアジ。7月、8月には堤防内でもアジなどが良く釣れる
美しい模様を織り成す石をみつけるのも楽しい。弁慶のはさみ岩近く、鎮目(しずめ)奉行の墓がある海岸にて
千畳敷。正面に見える橋の下が、メバルやメジナなどいろんな魚に出会えるポイント
鹿伏漁港の堤防。内側の湾内でも、十分釣りが楽しめる。高い堤防は大人向け
ストライプの魚はサンバソウ(イシダイの子ども)。塩焼きにしてもおいしい
DATA
アジ釣り用の貸し竿には、エサ用のアミコマセもついている。写真は販売品のエサ各種
釣具店とみしん店長の富田龍彦さん。ポイントや釣り方など、気軽に相談してみよう
佐渡シーカヤック倶楽部
- Tel.0259-74-2451
- 佐渡市相川下戸町81
アクセス
両津港から車で40分
料金
- シーカヤック体験ツアー5500円(約2時間30分)
- 体験ツアー+シュノーケリング7000円(6月後半〜9月初旬・約3時間)
- 体験ツアー+フィッシング7000円(6月〜10月・約3時間)
- ワンデーツアー9000円(GWと7月19日〜9月10日を除く営業期間中)
※要予約。天候によりコース変更・中止もあるので、前日の夕方にTel確認を。
とみしん
- Tel.0259-74-4181
- 佐渡市相川羽田町50(羽田商店街)
- 〈アクセス〉両津港から車で40分
- 〈営業時間〉8時〜19時頃
- 〈定休日〉なし(正月のみ)
