南佐渡・小木の海で3Dの世界を探検
「宇宙飛行士になったような、普段味わえないあの無重力感がたまりません」と、ダイビングの魅力を語るのは小木ダイビングセンターの高嶋廣光さん。3Dの海で遊ぶ楽しさを伝え続ける達人に、ダイビングを中心とした南佐渡の海遊び術を教えてもらった。

ダイビングというと難しいイメージがあるが、ここ小木ダイビングセンターでは、ライセンスがなくても8歳からダイビングを楽しめる体験ダイビングを実施している。マンツーマンでインストラクターが付くので安心だ。体験できるのは水深5mまでの海の世界。「魚目線で、水中の生き物や景色を見ることができます。魚と目と目が合うこともあるんですよ」。体験ダイビングは、センターに隣接する洞窟を抜けた先にある竜王洞で行う。洞窟の中にはバーベキュー施設があり、浜焼きを楽しむこともできる。
ダイビングが楽しめる時期はGWから11月末だが、ドライスーツを着用しない子どもの場合は、水温が高い7月から9月がおすすめ。盆を過ぎるとクラゲにさされるのでは?との不安には、「南佐渡ではクラゲがたまることはありません。もしクラゲがいたとしても、立体的に見えるわけですから、ちゃんとよけられますしね」との回答。ひと安心だ。
琴浦は溶岩質の岩場なので、水深30mほど行けば美しいサンゴ礁も見ることができる 写真提供:冨田ますお
ちなみに、ライセンス取得後に楽しめるのは水深30mの海。青い海に映えるオレンジ色のサンゴ礁、8月後半にはマアジが回遊し、9月にはソラスズメダイやキンチャクダイなどの熱帯魚にも出会える。また、自分で石を積み上げて巣を作る「ニラミアゴアマダイ」(通称ジョーフィッシュ)は、10年前に高嶋さんが発見し、琴浦が北限となったというエピソードも残っている。
小木ダイビングセンター代表の高嶋廣光さん。体験ダイビングのポイント、竜王洞にて
体験ダイビングでレンタルできる道具一式。これにスーツを着用。水着とタオル、ビーチサンダルを持参して
ユニークな表情のナベカは夏から秋に、浅瀬のタイドプールなどで見られる。体験ダイビングで探してみよう! 写真提供:冨田ますお
小木の伝統文化のひとつでもあるたらい舟体験もできる。海から眺める洞窟の景観もすばらしい
ダイビングのほかに、おすすめの海遊びは「小木ならではの、たらい舟もぜひ体験してほしいですね。イカの一夜干し作りや、渡船で島に渡って釣りを楽しむのもいいですね。車で10分ほどの素浜海岸は砂浜で、海水浴に最適です」。また、隣接する宿根木集落につながる約1kmの琴浦〜宿根木遊歩道では、小木海中公園の美しい自然や海中の動植物、地質などを見ることができる。茂みからタヌキが飛び出すこともあるので、ご注意を。
最後に、高嶋さんとっておきのアフターダイブポイントを紹介してもらった。「宿根木集落の『菜の花』は、その日最高においしい地の食材を使ったおいしい料理が味わえます。ワインや地酒、焼酎も揃っていますよ」
DATA
小木ダイビングセンター
- Tel.0259-86-2368
- 佐渡市琴浦225-2
アクセス
小木港から車で10分。両津港から車で1時間
体験・スクール料金
- 体験ダイビング1万5750円(8歳〜、約2時間、施設使用料・ガイド料・レンタル料込み)
- スクール/オープンウォーターコース(3日コース・4日コース)6万8250円
※20周年価格で、10月31日まで4万8250円 - たらい舟体験1人450円〜
- 沖汁・浜焼き体験1人1575円〜(5人〜)
- 釣り・魚拓体験1人1050円〜(5人〜)
- イカ一夜干し作り1人1575円(5人〜)
宿泊料金
1泊2食付7350円
小木ダイビングセンターは小木半島の箱庭のような琴浦集落にある。センターに隣接してクラブハウスがあり、目の前の海ダイビングが楽しめる
菜の花
- Tel.0259-86-3955
- 佐渡市宿根木428
- 〈アクセス〉小木港から車で10分。両津港から車で1時間
- 〈営業時間〉18時〜23時
- 〈定休日〉日曜・月曜
