離島へ保育園留学!佐渡島で子育て暮らし体験

株式会社キッチハイク 伊藤 秀和

地域の課題に対して、事業とテクノロジーでソリューションを提供・実装する「株式会社キッチハイク」が佐渡市と連携し行っている、地域と子育てご家族をつなぎ未来を作る留学プログラム「保育園留学」を取材しました。
まずはオンラインで株式会社キッチハイクの事を伊藤さん(以下、伊)から坂本が(以下、坂)がお話しを伺いました。

株式会社キッチハイクがどのような会社なのか教えてもらえますか?

キッチハイクは地方創生事業が主なものなのですが、課題先進地域と言われる所と一緒になって、地域の活用を拡充し地球の未来へ繋ぐと言うビジョンを持ってます。
その中で現在100以上の地域と取り組みをやらせてもらってます。

その課題先進地域の一つに佐渡市があるのですね。キッチハイクの拠点は東京なのでしょうか?

東京に本社はありますが、現在35名ほどの社員がいて、みんな色々なところで仕事をしてます。私は現在は山形ですし、九州、北海道にも支社があります。

キッチハイクは最初から地方創生事業をベースに創業されたのですか?

キッチハイクの原点は代表の山本が元々広告代理店勤めだったのですが、仕事の中で人生を豊かにする瞬間ってなんだろう?と思った時に『食卓をみんなで囲む時』がまさにそれなんじゃないかと気付きました。
そこで山本は現地の食事を楽しみながら日本1周、世界1周をヒッチハイクで450日かけて行ったんです。
その時の経験からキッチンとヒッチハイクが合わさった意味の社名キッチハイクが生まれました。

そこから地方創生に繋がるのですか?

最初は料理の作り手と、食べる人を繋げられるマッチングアプリをリリースしたんです。かなり良いペースで会員数も増えました。スタートして10万人以上の利用者を獲得できました。

それは凄いですね。あ・・・スマホで検索するとすぐにキッチハイクのアプリ出てきますね

キッチハイクのアプリは順調だったのですが2020年、コロナの影響が出てしまいまして、リアルのマッチングが出来ない状況になってしまったんです。
そこで、地方創生に舵を思い切り振ることにしたんです。
地域って美味しい食べ物や文化が沢山あって歴史と紐ついている。
じゃあそういう場所の生産者や消費者を結ぶようなオンラインサービスをやって行こう。と言う流れで、ふるさと食体験って事業をスタートしました。

コロナの影響で厳しい状況になりながらも、新しいことにチャレンジして今の形になってきたんですね。

はい。ふるさと体験を続けていくうちに、利用ユーザーの割合で若いファミリー層が多かったんです。代表の山本が保育園留学を試したいとなったんです。
実際に自分の子供を麻布町に連れて行って3週間滞在したら、とても良い経験になり、保育園留学事業を本格的にやろうとなったんです。

ご自身がお子様と保育園留学を試みた上で、事業をしっかりと行っているのは素晴らしいですね。佐渡ではすでに何組か保育園留学されているんですよね?

ええ、4月からオープンして5組になります。今もまさに1組のご家族が佐渡で保育園留学体験中です。キッチハイクの保育園留学は1週間から2週間ほどの期間になるのですけど、みなさん本当に楽しんでもらえていて、こちらもやりがいを感じてます。

実際に佐渡島で保育園留学を体験されている西畑ご夫妻(以下、西)にインタビューさせていただきました。

保育園留学に佐渡を選んでいただきありがとうございます。お二人はどちらからこられたのですか?

西

東京の千代田区です。

今回は最初から佐渡へ保育園留学してみようと決めてたのですか?その理由と経緯をお伺いしたいです。

西

きっかけはキッチハイクの保育園留学をした方のブログを見たことです。その方は佐渡では無い別の場所だったんですけど、すごく楽しそうに見えて、そこでキッチハイクのホームページを確認していたら、全国色々な場所でやっている事がわかりました。
その中で北海道、石川県、熊本県も魅力的でした。
私たちとしては、東京で味わえないような自然体験をしたいと言う気持ちが強く、その中でやはり子供が小さいので、病院も重要なポイントでした。

確かに!私も娘達が小さい時は病院が重要でしたね。夜間でも緊急で診てもらわないといけない時もあって。

西

そうなんですよ。それで候補地を選んでいる時に、佐渡って自然も沢山ある中で病院もきちんとあるし、日用品も帰る場所が整っている。とてもバランスの良い島だとわかって、決めたんです。

私は移住して1年になりますが、本当に住みやすい島です。もちろん、東京に比べればお店や物は揃ってはいないですけど、生活するのに必要なものはちゃんとあります。
佐渡では3人でどちらに宿泊されているのですか?

西

移住体験住宅というのが用意されていて、そこで過ごしてます。佐渡は今空き家が多くなっているそうで、市がイノベーションして貸し出せるようにしているそうです。

では一軒家で過ごされているんですね。どうですか佐渡の家は?

西

とても広くて過ごしやすいです。ただ最初は寒いなって・・・それですぐに『しまむら』に行って暖かい服を用意しました。
でも水回りや床や壁など綺麗になってて、小さな子供と一緒でも安心して過ごす事ができています。
畳の部屋も私たちが住む東京のマンションでは無いので、新鮮です。
それからお米が美味しい。息子は普段朝はパンを食べるんですけど、佐渡に来てからはご飯ばかりです。私たちも驚きました。

佐渡のお米は本当に美味しいんですよね。私も島に来てご飯は驚きました

西

あと今住んでいる体験住宅のそばに住んでいる方々が初日は5、6人でお迎えしてくれて、凄く歓迎してくれました。しかもお米やお野菜なども沢山いただけて、本当に感謝してます。

お子様は今の時間は保育園に行っていると思いますが、沢根保育園でしたよね。島の保育園に急に通うことになってどうですか?

西

島に来る前は、うちの子はすぐには慣れないだろうなと思っていたんです。1週間で島の子達と楽しく過ごせるようになるかと心配してました。ところが2日目を終えて話を聞くと、翌日は楽しみと言ってくれて、驚きました。
どうやら専任の先生がついてくれたみたいで、それが嬉しくて保育園にいくのが楽しみになったみたいなんです。本当にうちの子はかまってちゃんなので、今回の沢根保育園の体制がとてもあっているみたいです。
園長先生も島の外から子供が来てくれると、園の子供達にも刺激があってとても良いとおっしゃってました。

沢根保育園 藤堂園長のお話(以下、藤)にインタビューさせていただきました。

沢根保育園はもう何度か保育園留学を受け入れてますよね。今回のお子様はどうですか?

毎回、島の外から子供達が体験入園してくれて本当に嬉しく思ってます。
今回の西畑さんに関しては、子供がまだ2歳ということで、これは初めてなんです。
なので、先生達とも最初は不安もあったのですが、実際に保育園に来てもらったら3日目にはもう島の子達とも溶け込んで、先生とも仲良く出来てました。

沢根保育園の子供達は、どうでしたか?新しいお友達が島の外から来て反応などは?

全然なんの抵抗もないというか、元々子供同士なので、自然と受け入れて遊びだしますね。空気感とかはそれぞれの子で持ってはいますが、大人と違って自然と距離感を詰められるような感じです。
その中で、島の子達がやらない遊びを教わったり、逆に教えたりでとても楽しく過ごせていますね。
うちは自由な保育園なので、余程の事がなければ子供達の好きなようにさせているんですけど、しっかりとしたマナーを教わっている子が来ると、その地のルールを知っていい刺激になったりします。

文化の違いが出て面白いですね。

そう!子供達が異文化交流してるんですよ。島の中からそんなにいつも外に出れるわけではないので、こう言った保育園留学が定期的にあると、子供達がリアルに島外の情報を学べるので、私としては嬉しい事です。

子供達も1週間、2週間、新しいお友達と仲良くなって、最後にお別れするのは寂しくなってしまいますよね

本当にそうですね。でも保育園留学をしたご家族は、また佐渡島に来たいって言ってくれる事が多く、それを聞くと本当に嬉しい気持ちになります。
保育園留学は私たちにとっても良い勉強になりますし、佐渡島を知ってもらう関係人口を増やすのに大きな影響を与えてると思います。これからも多くのお子さんを保育園留学で受け入れ続けたいです。

佐渡市は、日本で唯一の国際保護鳥「トキ」が人と共生し、佐渡金山の世界文化遺産登録も目前となってます。自然も多く古い文化も残る日本最大の離島です。

今回の保育園留学の取材で、株式会社キッチハイク・保育園留学体験された西畑さんご家族・沢根保育園のお話を聞いて、佐渡の関係人口を増やすのに大きな影響をもたらすものだと感じられました。
キッチハイクが行っている保育園留学は、佐渡島に来られたご家族がその体験を多くの方に伝えてくれて、また新しい関係人口が増えていくと思うと、私も楽しみで仕方ありません。

インタビュアー
株式会社Tomody 佐渡支店長
坂元 竜一

2022年11月に佐渡市に移住
同年佐渡のサイクルイベントに2度出場し、佐渡の自然と離島ならではの土地に魅力を感じて栃木県足利市から佐渡市に移住する。
東京都水道橋に本社を構える映像配信プラットフォームベンチャー企業である株式会社Tomodyの佐渡支店「StudioKURA」の管理・運営を任される。
佐渡では映像配信スタジオ運営と、佐渡に関する事を取材し、記事や動画にしながら活動している。
ガジェット紹介系YouTuber 「UZUMAX」としての活動も継続中!

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