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マニアックさんのための相川京町・佐渡奉行所周辺散策コース
ガイドブックだけでは分からない相川の歴史や秘話を聴きたいマニアックさんにおすすめのモデルコース。
街歩きを楽しめるおすすめのスポットを紹介します。
ライター:棚村 麗乃 たなむら れいの
新潟市出身。何の気なしに訪れた佐渡の魅力にハマり、2021年に移住。 佐渡市地域おこし協力隊として両津地区のイベント企画・運営に従事し、SNSでは「両津のたなちゃん」として佐渡の日常を発信。現在はイベント業や広告業などを中心に活動しながらも、いつも何をしているかわからない人として両津の裏町をさまよっている。
きらりうむ佐渡
きらりうむ佐渡は、佐渡金銀山の玄関口として現地を訪れる前に立ち寄っておきたい情報発信施設。「佐渡島の金山ってどんなところ?」をすべて解決してくれます。
全部で四つのシアターがある「佐渡金銀山遺跡ガイダンス展示室」では、金山発見から鉱石の採掘方法、製錬技術の移り変わりなど、プロジェクションマッピングを交えながら、佐渡金銀山を分かりやすく紹介。
館内には相川エリアの観光案内所である佐渡観光交流機構 相川支部のスタッフが常駐する「総合インフォメーション」があり、史跡・まちあるきなどについて、マップやガイドアプリ等を用いて案内してもらうことも。おすすめの飲食店情報などもおさえておきましょう。
ガイドブックだけでは分からない相川の歴史や文化の情報を、地元のガイドに案内されながらまちあるきを楽しみたい方は「佐渡相川ふれあいガイド」と巡るツアーがおすすめ! 史跡にまつわる昔話や、マニアックな秘話などを聞くことができます。
6つあるコースはどれも1~2時間で巡ることができ、各コースともに1週間前までの要予約。お申込み・お問合せは総合インフォメーション窓口、または佐渡観光交流機構 相川支部まで!
佐渡奉行所跡
国の指定史跡となっている「佐渡奉行所跡」。
佐渡金山の発見により佐渡は幕府の直轄地となり、1603年に佐渡奉行所が置かれました。復元された奉行所内には「役所」や当時の法廷を指す「白州(しらす)」などもあり、政治の中心だったことが伺えます。
また、山で採掘された後、町で加工された金の小判製造・管理をするための非常に重要な場所でもありました。全国でも金銀の精製を行っていた「寄勝場(よせせりば)」の機能を持った奉行所は佐渡のみ。佐渡特有の歴史が見て取れます。
寄勝場では貴重な資料の展示や、金の精錬工程の一部を実際に体験することも。復元された御役所の中や御役所周辺の建物跡をじっくりとお楽しみください。
佐渡版画村美術館
赤い煉瓦塀に囲まれた「佐渡版画村美術館」は、明治21年(1888年)に建てられた明治の面影を残す木造の建物が特徴的です。旧相川簡易裁判所だった建物を、現在は、版画家で高校教師だった故・高橋信一氏が指導した版画運動の成果を集めた版画専門美術館の施設として利用しています。
常設展示では、80名ほどの版画村会員たちが「佐渡を彫る」をテーマに、佐渡の暮らし・風景・ 芸能などを描いたものが飾られていますが、木版画・銅版画・シルクスクリーンなど、色使いから作風までとっても自由!
美しい庭を臨む廊下に飾られたハガキサイズのものや、島の支援と文化を一枚に描写した横6m×縦4mの巨大な作品まで、多彩な版画に出会えます。
平成12年度から開催されている「全国高等学校版画選手権大会(はんが甲子園)」の作品も多数展示。事前予約で実際に版画を体験できる教室のほか、お土産コーナーには、カレンダー、Tシャツなど版画を使用したさまざまなグッズが並んでいます。
時鐘と鐘楼
相川市中の時報は、佐渡奉行所内に勤める役人に時を告げるために始まったといわれます。初めての時鐘は京町通りの坂の先にあったそうですが、鐘が壊れたことと、北西の季節風の影響で鳴らしても聞こえないということなどを理由に、現在の位置に移動し再建されたのだそう。
佐渡金山とともに繁栄した相川の住民に時を告げていた鐘は、現在も朝は通年7時、夕方は春夏(3~9月)18時、秋冬(10月~2月)17時に、人の手で撞いて時刻を知らせています。
鐘楼の足元には、江戸時代の金の取り出しの過程に使用されていた「叩き石」がありますが、これはガイドがいないと絶対に見逃してしまうもののひとつ!
また、鐘楼の後ろには相川の町を一望できる景色が広がり、周囲には八百屋町の横井戸に繋がる「長坂」や、下町と上町を結ぶ坂道として利用者が多かったという「西坂」があります。
京町通り
「京町通り」は上町エリアの真ん中を東西に伸びるメインストリートで、江戸時代に鉱山町の中心部として栄え、近代まで多くの鉱山関係者が暮らしていた場所です。
奉行所から相川金銀山を結ぶこの通りは下京町・中京町・上京町の3つの町で出来ていて、その全長は約1.7kmにも及びます。
段丘にあるので坂道や段差が多いのが特徴なこのエリアは、町を少し歩くだけで江戸時代の石垣や、地形を活かした道など、今でも当時の町並みがいたるところに残されています。江戸時代からの伝統を受け継ぐ町屋と、近代以降に佐渡鉱山が労働者のために設けた社宅が入り混じる町並みから、400年間の歴史を感じますね。
「上町ルート」のまちあるき看板に従った先にある中京町には鉱石をすり潰すための石うすが生垣の一部として再利用されていたり、上京町には佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」を見ることができる隠れスポットもあるなど、たっぷり回ると数時間では到底見てまわれない鉱山町! 6月には、民謡流しの「宵乃舞」も開催されます。
カフェやお休みどころで休憩しながら、じっくりとまちあるきをお楽しみください。
会津町と標注
相川ふれあいガイドと巡るコースの醍醐味は、いわゆる観光ルートから外れた小路の魅力を体験できること! 相川京町通りから一筋南側に入った会津町には、相川の下町の町並みを一望できる秘密のスポットがあり、「佐渡奉行所周辺散策コース」では雰囲気のある小路を通り、そこまで案内してくれます。
また、相川の町の通りには、赤茶色の色が特徴の無名異の土から作られた「標注」があちらこちらに建っています。標注は全部で25個。鉱脈の発見から急速に鉱山開発が進んだ江戸時代の初め、初代佐渡奉行の大久保長安(おおくぼながやす)によって職業別に町が割り当てられたなごりを、町名の書かれた標注から感じることができます。
「味噌屋町」「米屋町」「八百屋町」など、なんだか可愛らしい名前のほか、
相川では大工と呼ばれていた金銀山の抗夫たちが住む「大工町」や、鉱山経営を行った山師の名前が付いた「新五郎町」など、当時の相川の様子がうかがえます。
実は標注の後ろには判子になる部分がついていて、スタンプラリーのような楽しみ方もできるのだそう。なかなか見つけられない時はガイド、または観光交流機構 相川支部のスタッフにヒントをもらいましょう。
ガシマシネマ
京町通りの坂の途中にあり、深い緑色の門が目印。
昭和10年代に建てられた木造の建物は、元佐渡金山鉱山住宅を改装したという歴史的な背景もあります。
月替わりで古今東西の “新鮮” な映画を上映する、佐渡で唯一の映画館。
地元の方も多く通い、シアタースペースはいつもたくさんのお客様で賑わっています。厳選された映画のコアなファンが佐渡上映を追いかけ、観光の目玉としてここを訪れることも。定員約20名のコンパクトなシアタールームですが、こだわりの音響は大迫力! スクリーン、オーナー、観客との距離が近い、アットホームな雰囲気もガシマシネマの魅力です。
映画に合わせた本や資料が並ぶブックカフェスペースでは、書籍と一緒に人気の「ガシマシネマオリジナル鶏香味野菜カレー」や「全佐渡産ポップコーン」「佐渡番茶チャイ」を楽しみながら、ホッと一息。 相川歴史散歩の脚休めに、また、雨や雪の降る日の佐渡旅におすすめしたいスポットです。
SABO YAJURO
「SABO YAJURO」は、佐渡奉行所周辺散策コースの最後に訪れる「益田孝碑」が建つ、弥十郎町公営駐車場横に2024年5月にオープンしたカフェです。
カフェの真下に位置する「北沢浮遊選鉱場」から佐渡金山に向かう道沿いにあり、町歩きのお休み処としてとても便利な立地にあります。
パノラマ風景が広がる窓からは、相川の海や自然を一面に見渡すことができ、時間を忘れてのんびりしてしまいそう。テラス席は写真映え間違いなしです。
お店自慢は低温でイースト発酵させた生地を使ったワッフル。
カリカリの表面に粒の粗いシュガーが残っていて、甘すぎないシンプルな味で何個でも食べられます。佐渡牛乳にあわせた特製のエスプレッソを使用したカフェラテや、梅や季節の果物を使ったドリンクと一緒に召し上がれ。テイクアウトも可能です。
運が良いと、看板犬の柴犬・ももたくんに出会えるかも?
地元住民と観光客の憩いの場所として、注目のスポットです。
SABO YAJURO
- 住所
- 佐渡市相川弥十郎町1-6
- ウェブサイト
相川ふれあいガイドのご案内
相川ふれあいガイドが、ガイドブックだけではわからない相川の歴史や文化を地元のガイドがわかりやすくご案内いたします。史跡にまつわる昔話や秘話などを聞くことができ、旅がまた一つ楽しくなります。
詳しくは、下記のページからご覧ください。












