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佐渡トレッキングの魅力

佐渡の山らしさを挙げるならば「花」と「天然杉」。他の山域とくらべっこするべきでは無いですが、せっかく海を渡って来たのですから!佐渡の山を体感していただきましょう。

海と花を楽しむカラフルトレッキング

海と花を楽しむカラフルトレッキング

ドンデン高原から金北山を目指す縦走ルートは、その左右に海を眺められ、春~夏にかけては1,000mほどの山域とは思えないほど、種類豊富な高山植物が咲き誇ります。そんな不思議が起こるのが佐渡の山なのです。

今も増え続けている?!種類と数の不思議

種類も数も大変多く、今も増え続けているという山の花々。島にはたぬきより大きい動物がいないことから、動物による山野草の食害がありません。また、暖温帯~冷温帯まで、まるで日本の植生の縮図ともいえるほどの幅広い植生が見られる佐渡の気候が種類の多さにも影響しています。

佐渡の花カレンダー

佐渡の花カレンダー 3月~6月 佐渡の花カレンダー 7月~10月
福寿草

福寿草

雪割草

雪割草

キクザキイチゲ

キクザキイチゲ

カタクリ

カタクリ

ヒトリシズカ

ヒトリシズカ

サンカヨウ

サンカヨウ

  • カレンダーに掲載しているのはほんの一部です。
  • 春~秋まで、長い期間花が楽しめます。

標高1,000mなのに?!高山植物の不思議

大佐渡山地は最高峰の金北山で標高1,172m、縦走路は大体1,000mぐらいに位置します。そこに本土の標高1,500m辺りから現れる高山植物があふれんばかりに群生しています。この不思議現象「山頂効果」名前があり、強い海風で稜線上の環境が厳しいからとも言われているようですが、はっきりとした原因はわかっていません。

大佐渡の山頂効果

大佐渡の山頂効果

環境を守るためのお願い

ご紹介した佐渡の不思議が、この先も不思議であり続けるために、みなさんにお願いがあります。とっても簡単なお願いです。

point 1ゴミを落とさないように気を付けましょう

ワザとじゃなくても、ザックやパンツのポケットからうっかり落としてしまうことがあります。ものを出し入れする際などは特に注意するようにしてくださいね。草むらに隠して置いて行くなんて以ての外ですよ。

point 2登山道を外れないようにしましょう

山は魅力的な花や美しい景色であふれています。思わずもう一歩、あと一歩と近づきたくなります。そのときスマートフォンやカメラの画面から一度目を離して足元を見てください。登山道からはみ出してお花、踏んでませんか。ほんのちょっとの注意で貴重な植生を守れますよ。

point 3植物の採取は禁止されています

佐渡の豊富な花々は、外敵が少ないこと以外にも、登山客のマナーによって守られています。いくら綺麗でもお土産にはできません。花はその育った環境と一緒に現地で楽しみ、持ち帰るのは写真だけにしてください。

妙見山トレッキングコース
登山道
個性あふれる天然杉の原⽣林

個性あふれる天然杉の原⽣林

大佐渡山地の厳しい自然による自然の造形が素晴らしい天然杉は、樹齢300年を超える。これらのいわゆる奇特な杉がどのようにして現存するに至ったのか…。佐渡の歴史を交えてご紹介します。

グネグネとやわらかい?!造形の謎

天然の芸術とも言える美しく不可思議な造形。このような形になったのは、大佐渡山地の気候が大きく影響しています。冬は40~50mの風が吹き荒れ、積雪もある。重さ約1トンにもなり枝を曲げてしまいますが、春になれば雪が解け、杉は上へ上へと伸びていく。この繰り返しによって生まれた造形こそ、厳しい自然を生き抜いた証なのです。

天然杉

落ちこぼれの大逆転?!奇木が残った謎

佐渡の天然林は古くは江戸時代から幕府の配下となり、明治に入ってからは国の管理下となり、その後新潟県が購入。購入費用の補てんに天然杉を伐採売却したのですが、真っ直ぐな良木が好まれ奇木は残り、その美しい造形から、現在では注目を集めるようになりました。

天然杉