国中エリア

かつての佐渡の豊かな文化を現代に伝える、多くの寺社仏閣がのこるエリアです。紅葉の時期はもちろん、四季折々の境内のようすを写真におさめられます。国中に広がる平野と里山では、特別天然記念物のトキに出会えるかもしれません。

白雲台1
白雲台2
白雲台3

白雲台

大佐渡スカイラインの中腹にある展望デッキのある建物からは、佐渡島の両湾が見られ、島の形が確認出来ます。国中平野を一望し、その奥には小佐渡山脈越しに、越後山脈が見えます。また、夜は新潟市街の夜景と、佐渡の夜景、天の川流れる星空が美しく、運が良ければ雲海の中に溶け込む街明かりも見られます。

清水寺1
清水寺2
清水寺3

清水寺

春夏秋冬いつ来ても素晴らしい境内の表情を見せてくれる古刹。参道の杉林の根っこに押されて歪んだ石段、苔むした杉の根元、どれを撮っても絵になります。また、参道の階段を登りきった正面には、救世殿の勇壮な建物があり、被写体としては申し分のない存在感です。救世殿の舞台にも上がれますが、朽ちて来ているので十分注意が必要です。

妙宣寺五重塔1
妙宣寺五重塔2
妙宣寺五重塔3

妙宣寺五重塔

新潟県で唯一の五重塔がある妙宣寺。いつもキレイにしている境内ですが、新緑の季節や紅葉の季節、冬の冠雪した五重塔も素晴らしいです。茅葺きの山門の仁王像の表情もかっこよく、こちらも忘れず撮影していただきたい。そして本堂と庫裏もかなりの作りですので、お参りしつつ拝見していただきたいところです。本堂の中は撮影禁止ですので、ご注意ください。

乙和池1
乙和2
乙和3

乙和池

日本一大きな高層湿原性浮島がある乙和池。新緑の時期には木々の緑が池の水面に溶け込んだ感じが、非常に美しいです。また9月になるとツキヨタケという毒キノコが周辺で見られ、夜になると光るので、被写体としても見逃せないキノコです。紅葉も美しいのですが、蜂などには気をつけてください。また、池の周りはたまにぬかるむので、履物が汚れます。

トキ1
トキ2
トキ3

トキ

佐渡の人に聞くと「どこにでもおるっちゃ」と言われるトキ。とはいえ、土地勘が無いとなかなか見つけられませんが、日中田んぼに行けば大抵見られます。特に国中平野の田んぼでは餌取りをしているので、撮影しやすいです。10月の稲刈りが終わった頃が一番見つけやすいし、集団でいるので、美しさこの上なしです。あまり近づきすぎず、車内から撮影するのがルールですので望遠必須です。

ウミホタル1
ウミホタル
ウミホタル3

ウミホタル

真野湾に多く生息している青く光る生き物ウミホタル。地元の人でもまだ見たことがないという方が殆どで、それもそのはず日中は砂の中に隠れていて、夜になると行動するので見る機会がありません。6月~10月の新月に近い土曜日に、観察会を開催するので撮影のチャンスはその日です。