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北條家住宅
江戸時代に漢方医を開業し、代々「道益」の名を受け継いだ北條家の邸宅。茅葺屋根のどっしりとした長屋門をくぐると茅葺屋根や細い木柄が特徴的な主屋(国の重要文化財)があります。主屋の建築年代は18世紀後半と考えられています。庭木に囲まれた広い敷地には、そのほかに米蔵、家財蔵、味噌蔵が建ち並びます。
国中エリア -
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小泊白山神社能舞台
国道350号線に面して建っています。清掃された境内、手入れの行き届いた社殿が印象的。屋島で敗れた平宗清がこの地で祠を建てたのが始まりと伝承されています。小泊は隣接する真野地区椿尾とともに石工で栄えた土地。見事な狛犬に迎えられる境内には、各家庭の石臼を集めて奉納した石臼塚があることでも知られています。 平成22年(2012)に修復が行われた能舞台が社殿向かって右に配されています。本舞台と後座からなり、地謡座、貴人口、天井の鐘穴もあります。背面の鏡板には松、東側には竹が描かれています。橋掛りが鏡の間に延び、鏡の間は拝殿に接しています。能舞台は市文化財指定。
南佐渡エリア -
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大崎白山神社能舞台
山あいの風景のなかを羽茂川沿いにさかのぼる大崎地区。鎮守・白山神社が宮本寺と隣接して建っています。端正に組まれた石垣が美しく、鳥居の先に鎮守の杜につつまれた拝殿が見えてきます。高度な精神文化を育んできた大崎地区を象徴するような静謐な空間です。また、大崎地区は、「ちょぼくり」「文弥人形芝居」など豊かな芸能を継承しており、能についても佐渡の中でも特に盛んな地域とされています。境内の能舞台は、寄棟造妻入の茅葺で、本舞台と後座からなります。鏡板には松と竹。鐘穴も備えています。舞台様式とともに能文化継承の功績により、市の文化財に指定されています。
南佐渡エリア -
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小比叡神社
「蓮華峰寺」境内に隣接する旧鎮守で、明治時代に分離して神社となりました。石造明神鳥居と覆屋内にある本殿は国の重要文化財。鳥居には、1608年、佐渡代官(初代佐渡奉行)の大久保長安と弟の安政が檀那となり、同寺住職・快宥が建立との刻銘があります。茅葺の拝殿では、2月に豊作祈願の「田遊び神事」が行われます。
南佐渡エリア -
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石抱の梅
真野御陵に向かう道沿いの民家の庭先にあります。遷幸のときの駕輿丁の子孫、式部長吉の屋敷跡と伝わる場所で、梅は順徳上皇のお手植えと口承されてきました。樹齢750年余とも言われる古木の根元に大きな石を抱いている姿から「石抱の梅」と呼ばれています。毎年3月中旬頃に初々しい薄紅色の花を咲かせます。
国中エリア -
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鴻ノ瀬鼻灯台
越後との最短地点にある鴻ノ瀬岬。古くは佐渡の国津として栄え、佐渡配流となった「順徳上皇」「日蓮上人」の上陸の地としても知られています。この地に広がるフリーキャンプ場「松ヶ崎ヒストリーパーク」に建つのが鴻ノ瀬鼻灯台。初灯は昭和27年。以来、越佐海峡を航行する船舶、漁船の安全を確保しています。
両津エリア -
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氣比神社能舞台
国道350号線沿いの高崎地区から山側に入った椿尾地区に鎮座しています。天正年間(1573~92)に、福井県敦賀の気比神宮を分霊したことに始まると伝わります。椿尾は江戸時代に石工の村として栄えたところ。境内には見ごとな狛犬や文政年間(1818~1830)に名石工五平を世話人として作られた石灯篭が置かれています。 また、椿尾は西三川派のワキ師を排出した土地柄でもあり、古くから能が盛んな地域。能舞台は明治 35 年に地元能愛好者たちの熱意により旧拝殿を改造・移築したものです。傷みが激しく朽ちる可能性が出たことから平成22年(2012)に修復が行われました。佐渡の能舞台様式を備える重要な舞台の一つで、市の文化財に指定されています。
国中エリア -
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武井熊野神社
杉林の中にひっそりと建つ村社。1869年に建築された能舞台(県の有形民俗文化財)は、瓦葺き正面入母屋造り・背面切妻造りの舞台、瓦葺きの橋掛り、拝殿と兼用の「鏡の間」など佐渡における本格的な能舞台の造りで、梁の上にある蟇股(かえるまた)には「加具楽殿」の文字が1つずつ彫られています。
国中エリア -
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總社神社能舞台
緑豊かな吉岡地区に建つ神社です。佐渡国式内社九社の諸神を一堂に会した総社として、当初は佐渡国衙(檀風城址)近くに鎮座したもの。徳治2年(1307)吉岡地頭本間氏によって現地に移されたものと伝わります。境内には天満宮などの境内社のほか、明治中期頃の建築と推定される広い見所を備えた能舞台があります。 数多くの演能記録を持つ能舞台は切妻造妻入の桟瓦葺。本舞台と後座からなり、鏡板には松の絵が描かれています。橋掛りは鏡の間につながっています。社殿を正面とする舞台配置など佐渡の能舞台様式を有し、市の文化財指定。総社神社例祭宵宮では佐渡鷺流狂言研究会が伝承する県指定文化財・鷺流狂言が奉納されます。
国中エリア -
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下国府遺跡
県道65号線沿い竹田橋付近にある、大佐渡山脈を背景にした四角形の遺跡(国の史跡)。二重の濠に囲まれており、2棟の掘立柱(地面に穴を掘り立てた柱)の建物跡があります。 9世紀前後の須恵器、土師器なども多数出土。元禄検地帳に「下国府」の地名で記載があり、国府に関連する官衛または官舎的な建物があったと考えられています。
国中エリア -
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法乗坊のエドヒガン
「大崎そばの会」で知られる羽茂大崎地区の桜の巨木。法乗坊跡地で茅葺屋根の建物に寄り添うように枝を拡げています。樹齢は250~260年と伝わり、根元周り6.9m、樹高21m、枝張りは東西南北ともに26mにおよびます。地元の人々からは「法乗坊の種蒔き桜」と呼ばれ、農作業の目安として親しまれています。
南佐渡エリア -
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城ケ鼻灯台
佐渡一周道路で東海岸を南下すると野浦地区に見えてくる城ケ鼻岬。その小さな岬のトンネルの上、岩山に茂る木々の間から白い頭部を覗かせているのが「城ケ鼻灯台」です。高さおよそ11mの小柄な灯台で、初点は昭和41年。灯台まで直接つながる車道はなく、野浦集落の民家脇の表示から細い道をたどって5分ほどです。
両津エリア